平松 千佳様
こんにちは。
先日はステキな「しあわせの時計」を
お送りいただきありがとうございました。
ご報告が遅くなり申し訳ありません。
27日、朝から「きょう届くからね!」と
夫と楽しみに待っておりました。
ところが、お昼が過ぎてもチャイムが鳴りません。
「おかしいなぁ、約束の日なんだが、、、、」と
ひたすら待ちました。
午前中に届けてもらえれば、
施設の義母の所に持って行けると思っていました
ので、ちょっと予定が狂って来ました(焦)。
というのは、義母に限らないのですが、
施設(老人ホーム)内では、お世話をして
もらう予定があります。
日曜日は、午前中部屋の掃除にスタッフが来ますし、
午後3時からは介助付きの入浴があります。
なので、その時間帯を除いて出かけるよう、
私たちも配慮しております。
でも、でも、でも 届きましたよ。
午後2時過ぎだったでしょうか、佐川急便さん。
(ヤマト運輸じゃないから、時間指定が
できないんですよね)
すぐに中を見ようとしましたが、
「このまま持って行ってやろうよ」 と夫。
念のため、義母に電話をしたら
「お風呂が終わる時間だったらいいよ」 とのこと。
で、喜び勇んで出かけました。
「喜んでくれるかなぁ? 喜んでくれるよね」と
期待して。。。。
ホントは、狂ったように喜んでくれると
期待しておりました。
ここからが大事なシーンです。
車椅子にいる義母の膝に
夫が 「米寿のお祝いだよ」 と渡しました。
「何? これ?」 と、いつも乱暴に包み紙を
破ってしまう義母ですが、そのときも
ビリビリ(笑)!
中を早く見たくて、もどかしかったのだと
思いますが、、、。
セロファンから透けてみえる
自分の若い頃の写真に「えっ! 何これ?」
おしゃべりな義母は「こんな写真、どこにあったの?」
・・・・・ここは黙って見つめててほしかった。。。
(と心のなかの私)
義母の表情を注視していた私ですが、
「孝一郎のアルバムからそっと持ち出して
作ってもらったんです。 火事でなくなってしまった
名古屋の家が写っているもの、
お義父さんや3人の息子が写っているものを選びました」
ここで、普通なら「ありがとうね。すごくうれしい!」と
じ〜んと来る感動のシーンですよね。
ところが、やおら自分の写真帳を出してきて
「どうせなら、こんな写真を入れて欲しかった」と。
え〜っ! そりゃないでしょ!!!
米寿を迎えたものの、やはり女性なんですね。
自分の気に入った写真を使ってほしかった、という
女心ですかね。
帰り際 「こんなものもらったら、
みんなに見せて回らなくっちゃ!!」と言っておりましたので、宣伝効果はあると思います(笑)。
なにしろ、誰よりも早く、誰よりも気さくに
声がけをできるおしゃべりおばあちゃんですから
友達はたくさんいますから。
狭い部屋のど真ん中に、あの時計を置きましたので
毎日見て喜んでいることだけは
間違いないです。
帰路の車中で
「ちょっと残念。ちょっとずっこけた」と私。
夫は 「おふくろ、あれでも ものすごく喜んでいたんだよ」
平松さん、そして島谷さん。そしてスタッフのみなさん。
この度は本当にお世話になりました。
多分 義母より、私は感動しております。
それは、、、
誰にもわからぬようアルバムから写真を抜粋し、
メールでお打合せをさせていただき、試作品を見た時の
あの震えるような喜びを感じたからだと思います。
自分が義母の立場だったら、、、、
涙が止まらなかっただろうと思います。
素晴らしいお仕事です。
これからもやさしさを、感動を、届けてください。
ありがとうございました。
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